「こどもサークル」は、児童発達支援・放課後等デイサービスを提供する事業所です。
児童発達支援事業では、日常生活における基本的な動作を習得したり、お友達と一緒に楽しく遊びながら、学校などの集団生活に適応するための訓練などを行うことを目的としています。
放課後等デイサービス事業では、学校の放課後や休日に生活能力の向上のために必要な支援を行い、個性を磨きながら成長できる場を提供することを目的としています。
特にこどもサークルでは言語聴覚士、作業療法士、薬剤師、保育士、教員など各分野での経験も豊富な指導員が在籍し、従来の「預かり型」の放課後等デイサービスとは異なる、積極的に最新の支援プログラムを用いた「療育型」の放課後等デイサービスを提供します。
子どもの可能性を
信じています
子どもは必ず成長します。私たちはそう信じて何度も見守ります。一つひとつできることを増やしていくお手伝い通して、いずれ自立して生活していけるように、手を差し伸べます。
自信を持たせ
成長を促します
「できること」が増えるたびに自信が持てるようになります。自信が身につくと積極的なコミュニケーションがとれ、他者との関係もスムーズなものになり、生活に広がりができます。
長所に目を向けます
完璧な人間なんていません。子供の行動の裏には声にならないメッセージがあります。私たちはこれらを否定せず受け止め、常に前向きに発想し行動できるよう支援します。
心身の健康や生活に関する領域で、「お風呂や歯磨きなどを極端に嫌がる」、「毎日のことなのに支度や片付けができない、忘れ物が多い」などの困りごとが表れる場合があります。
これらの背景には、気になるお子様ならではの特性によって、強いこだわりやマイルールがあったり、感覚過敏があったりすることで、お風呂や歯磨き、トイレなどの毎日の生活にも高いハードルを感じてしまっていると考えられています。
また、ADHD(注意欠如・多動症)の場合、本人の努力や親の育て方とは無関係にちょっとした不注意さや、多動や衝動が見られることがあります。
発達障害の特性により日常の活動が影響を受けている場合、療育により健康な心と身体を育て、すこやかで安全な生活を送れるように支援を行います。
集団生活の中での運動課題の困りごとだけでなく、学習机に向かう姿勢、着替えや履物など、指先の不器用さから日常の不便を感じることがあります。これらの背景には運動機能や身体動作のコントロールが十分でないことが原因として考えられています。
発達に課題があるお子様の場合、運動機能や身体動作のコントロールが難しく、生活上の困りごとが本人を悩ませ、苦しませている場面が多くあります。
療育でのアプローチを通して、思い通りに身体を動かすことができるよう、必要な体の動かし方を支援していきます。また、野村一路先生(日本体育大学名誉教授)の監修のもと親子体操教室を開催し、ストレッチなどの運動を親子で取り組むことにより安心して親を頼ることができるような関係構築を図ります。
発達障害の場合、集中力が続かない、常に落ち着きがなく、じっと座っていられないなどの注意力の問題や新しい環境や変化に対応できないなどの適応力の不足で苦労しているお子様が多く見えます。また、怒りっぽかったり、喜びや悲しみなどを適切に表現できずに困っているお子様も多く見かけます。
このような場合に、私たちはお子様に気持ちの理解とコントロールの手法を伝え、適切な感情表現をサポートします。また、環境適応力を高めるため、ルーティンとそれにあった場(構造化)の提供を行います。また、予定などの変更がある場合は、事前に説明し、段階的に慣れさせるなどの工夫をします。認知の歪みに対応しつつも、支援では「見通しをもって」お子様を迷わせないということを心がけています。
言語やコミュニケーションに困難を抱えている場合、言語を発することや理解することが苦手で、伝わりにくさからくる理解不足により約束やルールが守れなかったり、明確に気持ちを伝えられないため人関係でつまずいたりするケースがあります。
そこで、こどもサークルでは言語を覚える・話せるようになるという部分を伸ばしつつ、表情やイントネーション、頷きなどの非言語の伝達も通じて、総合的にコミュニケーションスキルが培われるよう支援します。それによりお子様はまず伝わる楽しみを経験していきます。伝わることにより、より伝えたいという感情が芽生えお友達との関係を楽しめるようになっていきます。お子様の伝えたい、応えたいという気持ちに寄り添い、やる気を伸ばす慶應義塾大学発のプログラムや専門の言語聴覚士による支援もこどもサークルの特徴の一つです。
発達や成長に課題があるお子様の場合、日常生活における挨拶や、普段の学校生活の中での決まりごとなどを理解した上で、その場に応じた振る舞いをすることが難しい場合が少なくありません。
対人関係において失敗体験を積み重ねてしまうと、日常的に強いストレスを長期間感じることになり、二次障害につながりかねません。
また、集団で成り立つ社会の中では個性の大切さと同時に生活していくうえでのルールやマナーを身につけることも必要です。
こどもサークルでは一人ひとりの苦手や困りごとの裏側にある背景を探りながら、状況に合った行動が取れるよう、支援を行っていきます。また、季節ごとのイベントも数多く用意し、参加するだけではなく企画から手伝うことでお子様の主体性を育んでいきます。